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坂出市「八十場の名水」

香川県坂出市

讃岐金山に出る、歴史ある名水「八十場の湧水」2001年8月リポート

名水や湧水を求めて我々が次に訪問したのがここ四国の香川県坂出市だ。この坂出市は重化学工業地帯であり、ここのどこにそんな湧き水があるのかという感じだが、それは確かに存在した。

今回湧き水を求めてやってきたこの坂出市は連棟や文化住宅、アパート、建て売り、マンション群などが所狭しと密集した過密住宅街と、臨海部の埋立地に突き出た重化学工業地帯から成る、一見日本のどこにでもありそうなダウンタウンだ。

※下記「左写真」は坂出市南部の湧き水スポット「金山」からの風景写真
写真左の方に瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)が・・・写ってない様だ。
坂出市の風景地図

ところがこの坂出市の歴史の古さは侮れない。我々は今回自然の名水や湧き水を求め、ここ讃岐をリポートしている訳だが、そもそも香川県のみならずこの四国という土地は日本神話の「古事記」の中の「国生み神話」によると、ここからすぐ近くにある兵庫県の「淡路島」が最初に誕生し、その次に出来た島が「伊予の二名嶋(古の四国の呼び名)」だと記されているのをご存知だろうか。つまり日本がまだ倭、或いは倭国と呼ばれていた時代に書かれた書物にそう書かれている訳である。そして古事記は大和朝廷系の編算者によるものだが、ヤマトを名乗る集団がどこで成立したのか、或いはその起源も未だに不明だが、彼らが編算したこの古事記の国生み神話を素直に解釈すれば「伊予之二名島は、この列島では早くからヤマト系の人々の植民地として移住、開発が進んでいたところですよ」という事なのかも知れない。

そしてこの四国の中でもこの香川県坂出市は日本が世界に誇る超有名古典「万葉集」にも登場するエリアでもある。それも第一巻の最初の方に登場している。又「柿本人麻呂」も万葉集の中でこの地を歌に詠んでいる。そしてここでの湧き水名水は「金山」という小高い丘の山の手住宅密集街に存在し、かなりローカルな伝承ではあるが、古の倭国「大和朝廷系の人物」が関係する名水だという事なのだ。湧き出る水の水質とは何の関係も無いが、何だか俄かに期待感が膨らむではないか。しかし・・・

坂出市の名水や如何に

坂出市の孤立丘「金山」。その山の住宅密集地の中に伝承の湧水が出ている。

ローカルではあるが倭国の時代からの古の伝承もあるというこの湧水、現場近くを歩いている人にその水の場所を「ここがそーやで。それ、それ、そこから出てる水がその水やで。」と教えてもらった瞬間、「エッ?あれですの?」と我々全員が声を揃えて応えてしまった。

周辺風景
※歴史ある八十場の名水現場付近の画像
現場を指差す我らが生水試飲隊長

極普通の石垣の間の、一見「排水溝」の様な溝から出ている水がその水だというのだ!

しかもその名水が流れている溝には土留め色をした、あまり良く無い色調の「綿の様な不気味なコケ」?が水流と共にフワフワ揺れている。

その名水を見た我らが湧き水調査チームの試飲部突撃隊長「さにい嬢」もやや及び腰。「エッ、マジでコレなん?・・・」やや怖気づいた我々は、これまた近くを歩いている人にこの水をそのまま飲む人は居るかと訪ねてみたところ、「そーやなー、あんまり見た事無いなー。」との事。

流れ出るその八十場の名水の下でユラユラと不気味に揺れる悪い色のコケにビビッてしまった我らが突撃隊長さにいの笑顔もかなり引き攣っている。「ちょっとコレ飲む根性無いわァ〜・・・」さにい嬢は試飲を断念。そして次の瞬間、妥協案なのか、何を思ったか名水で両手を洗うさにいちゃん。

結局試飲は断念。その湧き水の味は不明だ。

湧き水
↑これがその八十場の名水だ!
※一見何の変哲も無い排水溝?のようなところからその湧き水は流れ出ていた。
但し、その名水の流れる排水溝の底には、あまり良く無い色調の不気味な苔が流水と共にユラユラ・・・
飲用を断念し、ころころの両腕を剥き出しに、いつに無い引き攣った笑顔で水に両手を浸すさにいちゃん。

しかしこの名水のリポートには後日談がある。

2年後の2003年夏、全くの別件で香川県高松市に行った我々は、再びこの坂出市の八十場の名水を訪れた際、我々の一人が「心配ない心配ない!」とそのまま試飲。現在2006年だが、飲んだ本人は特に弱っているフシは無いとの事。でもその味は不明です。 

さあ、次なる自然の水は名水現地香川県高松市[国分寺町湧水リポート]編だッ

   

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